【中途採用で入社後に放置プレイ】生きる道はニッチ戦略で切り開こう
中途採用で入社した方:
中途採用で入社したけど、初日からさっそく放置プレイ。まわりに仕事がないか聞いても
ないと言われるし、そもそも人も充足してそう。
せっかく入社したのに仕事がないときはどうしたらいいんだろう。
せっかく中途採用で内容をいただき、中途入社したのに、いきなりの放置プレイ。
実はどこの会社でもあるあるっぽいですね。
中途採用=即戦力というイメージが強いのは知っているが、いきなり放置プレイではキツイ。
そこで、今回は放置プレイの乗り切り方について解説いたします。
中部から北関東に引っ越し、同業他社に中途入社したが、入社当初は仕事がなく、四苦八苦した経験あり。
【中途採用で入社後に放置プレイ】生きる道はニッチ戦略で切り開こう
中途採用で入社後に放置プレイされた場合、ニッチな領域を成果を出すことで、社内ニート状態から脱却しましょう。
そう考える理由は下記です。
- 仕事がない以上、受け身でいても何も変わらないため、自分で動くしかないから
- 社内で手がつけられていない困りごとは必ず存在するから
以下で具体例をもとに解説していきます。
仕事がない以上、受け身でいても何も変わりません
実際に仕事がある/ないに関わらず、まわりが「仕事がない」といっている以上は、あなたに他者から仕事がまわってくることはないのかなと。
なので、
- 仕事がないなら仕方ないか
- なら最初から採用するんじゃねーよ
- 仕事くるまで暇だなー
このような、緊張感のない受け身状態でいては、状況はなにもかわりませんよね。
ニッチ領域を攻める:社内で手がつけられていない困りごとは?
では、放置プレイされて仕事がなく、いわば社内ニート状態になってしまった場合にどうするか。
それは、ニッチ領域を攻めることです。
やり方としては、
- ニッチ領域を探す
- 探したニッチの中で仕事をする
これだけです。
- 社内で必要だが、忙しいので手がつけられていないことがないか
- 困りごとはないか
- メンドクサイ作業はないか
このようなことって、どの会社にも必ずありますよね。
なので、上記に紹介したような、ニッチ領域をまずは見つけましょう。
「ある作業のやり方が定義されていないので、みんな作業がしづそう」
このような事実を見つけた場合、その困りごとを解決する行動をしましょう。
それを開始した時点で、
- まずは社内ニート状態から脱却できます
- 日々の仕事に集中できます
- 集中して仕事することで、落ち込んでいたメンタルも安定します
こんな感じで、中途採用された会社の一員として立派に仕事ができるので、社内ニートの場合は、探したニッチの中で仕事をするようにしましょう。
経験談:新しい開発手法のガイドラインを作成
自分がいまの会社に中途入社したとき、放置プレイにより、見事に社内ニートとなってしまいました。
その際に自分がしたことは、要求仕様書を作成するためのガイドライン作成です。
具体歴には以下の手順を踏みました。
- 社内では新しい開発手法で要求仕様書を作っていた
- 新しいやり方がゆえに、作成された要求仕様書のレベルが様々だった
- 新しい開発手法を理解し、作成された要求仕様のいいとこ獲りをして、ガイドラインを作成
もちろん、
- 要求仕様書の作成で困っているという事実は自分から探しました
- ガイドラインの作成はだれかに指示されたわけではありません
即ち、自らニッチ領域を攻めることで、放置プレイ状態、即ち社内ニート状態から脱却したのです。
ニッチ戦略の考え方はサッカーの長谷部誠から学んだ
前職で、「カズキさんは鬱には無縁な性格ですね」と言われてた自分が、中途入社先では社内ニートとなり、入社して数日してメンタルが凹みかけてたときに救われたのは一冊の本でした。
そこにはこのように書かれていました。
会社でも組織のベクトルと個人のベクトルを一致させれれば、どんな仕事でも自分を生かすことができるのではないか。チームの穴や業界の穴を分析し、誰よりも早くその穴を埋めていく。そうすれば、誰もがきづいてくれるわけじゃないけれど、必ず見てくれる人はいる。
長谷部誠 「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
サッカーやってる方なら知ってますが、元日本代表の長谷部誠さんの著書です。
この言葉から、これまで解説したニッチ戦略を思いつき、それを実行することで、放置プレイ状態、即ち社内ニート状態から脱却できました。
まわりがいわゆる通常業務をしている中、自分だけ勝手なことしていいのか?
ここまでかくと、
「まわりがいわゆる通常業務をしている中、自分だけ勝手なことしていいのか?」
と思う人もいるかもしれません。
確かに、エンジニアでいうなら、まわりは製品やサービスの開発作業をしているのに、自分だけカイゼン活動をするのは、勝手な行動に見えるかもしれません。
とはいえ、その開発作業がない、つまりはやることがないと言われている以上、やはり自分から仕事を見つけ出していくしかないのではないでしょうか。
その中で、いわゆる通常業務、エンジニアでいうなら開発作業でなにかやることが見つかればそれに越したことはありませんが、ない場合はこれまで解説したようなニッチ戦略で攻めるしかないのではないでしょうか。
なので、中途採用で入社後に放置プレイされた場合、ニッチな領域を成果を出すことで、社内ニート状態から脱却するようにしましょう。
ニッチ戦略で社内評価を上げながら通常業務に入っていこう
これまで、中途採用で入社後に放置プレイされた場合、ニッチな領域を成果を出すことで、社内ニート状態から脱却することを解説しましたが、ではその後は何をすればよいのでしょうか。
それは、ニッチ戦略で社内評価を上げながら通常業務に入っていくことです。
なぜなら、
- いつまでもニッチな領域ばかり攻めていても社内で存在を認知されないから
- ネタがなくなるとまた社内ニート状態となってしまうから
いつまでもニッチな領域ばかり攻めていても社内で存在を認知されません
ニッチ戦略は、あくまで中途入社後の放置プレイ状態から脱却するための戦略です。
なので、いつまでもニッチな仕事ばかりしていると、「この人は何をやっているのか知らないけどいつも忙しそうだ」という感じで、通常業務を割り振ってもらえなくなる恐れがあります。
そうなりますと、こんな感じになってしまいます。
- いつまでも社内で存在を認知されない
- ネタがなくなるとまた社内ニート状態となってしまう
困りごとばかりだと、自分自身の首を絞めてしまいますもんね。
なので、たとえ通常業務に入れたとしても、合間でニッチな活動は継続していく必要があります。
ただ、その際は、その活動は必ずしも自分がしなくてもよく、若手や他のメンバーにその作業をお願いしてもよいのかなと。
なので、 無事に社内ニート状態から脱出し、通常業務に入れても、ニッチな作業はその合間で行うようにしましょう。
実体験:開発チームのフォローにまわり、そのまま開発に参入
これまで解説した通り、じぶんの場合は、中途入社後にまずはニッチ戦略として、要求仕様書のガイドラインを作成しました。
そして、その後に、下記を行うことで、通常業務である開発作業に入っていくことができました。
- ガイドラインを複数人にレビューしてもらい、存在を認識してもらう
- 開発チームの中で、要求分析を行っているチームに声をかけ、そのフォローを志願する
- フォロー要員としてその開発チームに入る
- フォローしながら、しれっと開発業務にも手を出し、開発要員としてもアサインしてもらう
なので、
- ニッチ作業の成果物を使って通常業務のヘルプを志願する
- ヘルプする中で、しれっと通常業務を理解し、その手伝いをする
- 通常業務にそのままシフトされる
このような流れで、最終的に通常業務に入ることで、放置プレイ状態、即ち社内ニート状態から脱出しました。
中途入社したばかりなので、ニッチ作業の成果物を売り込む相手がいない?
ここまでかくと、
「ニッチ作業でひとまず社内ニート状態から脱却できることはわかったけど、たとえニッチ作業の成果物を作っても、それを売り込む相手がいないから結局は振り出しに戻るのでは?」
と、思う人がいるかもしれません。
確かに、中途入社したばかりでは、そもそも話のできる同僚が少ないので、このような状態に陥ってしまう恐れがあるかもしれません。
とはいえ、そこもじぶんの行動次第でどうにでもできるのではないでしょうか。
例えばこんな感じです。
- 上司に相談する
- チームや課のミーティングでニッチ作業の成果物をアピールする
- 普段から、他の方と一緒にランチにいったり、休憩場所に自ら行くなどして、コミュニケーションをとる
このように、普段から積極的にコミュニケーションをとったり、アピールをすることで、ニッチ作業の成果物の売り込み先がないという状態はなくせるのではないでしょうか。
なので、ニッチ戦略で社内評価を上げながら通常業務に入っていきましょう。
中途入社した人はみんな同じ悩みがあります
中途入社した人で、同様の悩みを抱えている方は多いです。
なので、なぜ自分だけがと、勝手に凹み、自らメンタルを落としていっては元も子もありません。
そのあたりはこちらで解説しております
>>転職後、仕事についていけない時の対処法【三浦カズが教えてくれた】
なので、気落ちせず、ニッチ戦略をとっていくことで、最終的には通常業務を手にいれ、社内で活躍できる環境を自ら作り上げていきましょう。
今回は以上です。