レビューなど、会議で自分に不利益な輩に対する対処法
エンジニアの方:
普段仕事をしていて、成果物のレビューや会議のときに、参加者の言動や発言の内容がよくない意味で厳しすぎて、意味がない形で、自分に不利益な結果になっちゃうことがある。
意味のない発言や指摘をされると、会議の妨げになるだけでなく、その後の指摘事項の処置が非常に無駄になるだけ。
こういう会議ってどうやり過ごせばいいんだろう。
会社で成果物レビューを受けるのも、自分自身が行うことも多いが、自分がレビューイ、つまりは説明側にまわるとき、参加者がみんな”いい人”ばかりなら有意義だしストレスもたまらないのだが、やはり会社にはいろんな人間がいるのでそうはいかないことが多いのではないでしょうか。
今回は、自分がレビューイとなったときに自分を守る手段をご紹介致します。
レビューなど、会議で自分に不利益な輩に対する対処法
結論を先にいうと以下となります。
- 議事録は敢えて自分でとる
- 議事には回答欄と処置欄を用意しておく
- 指摘に回答できないときはまわりに問いかける
- 弁護士役となる人に会議の参加を依頼しておく
具体例をもとに下記で解説していきます。
議事は敢えて自分でとる
自分がレビューイとして、自身が作成した成果物の説明する立場の場合の時は、通常は、別の人が議事録を取るのが普通ですが、敢えて議事録は説明者である自分がとるようにしましょう。
なぜなら、説明をしつつ、議事録もその場で作ることで、自分にとって不都合な意見などを処置しないようにすることができるからです。
これをもしセオリー通りに、議事録をだれか別の参加者にとらせてしまうと、
- 決して有益でなく、意味のない発言、指摘が指摘事項や議事録にそのまま残る
- その指摘事項の対応をしないといけなくなってしまう
このように、いいことがないのです。
もちろん、自分にとって嫌でも、必要な指摘は処置しないといけないのだが、レビューのときには、あまり意味のない意地悪な指摘や、あまり意味のない指摘をしてくる上位者や先輩がいるのも確か。
なのでそのような無駄な指摘の処置を防ぐためにも、自分で議事録を取ることで、本当に必要な指摘のみを残すことが可能となります。
議事には回答欄と処置欄を用意しておく
レビューや会議の議事録フォーマットには、指摘に対し、回答欄と処置欄の2つを用意するようにしましょう。
なぜなら、自分を守るために必要となるからです。
このような時、回答欄がないと指摘はそのまま
「処置をしないといけない」
と、言うことになってしまいます。
これを防ぐために、回答欄が必要となります。
どういうことかといいますと、
- 意味のない指摘に対して、その場の回答としては、「検討します」としておく
- ただ、実際にはその指摘に対して処置はせず、処置結果に「〇〇のため処置なしとします」でcloseしてしまう
こんな感じです。
要は、回答欄を用意することで、相手の発言や指摘をまずは一旦「検討します」と受け止めておくのです。
真っ向から批判すると相手も腹がたって、相手をするのがめんどくさくなりますので。
そして、この指摘に対してはもちろん処置はしません。
こうすることで、
- 相手をイライラさせない
- 自分も無駄な処置をしなくてすむ
というWin-Winが成りたつので、自分を守ることができます。
なので、議事録フォーマットには、処置欄があるのはもちろんですが、回答欄を設けておくとよいのです。
指摘に回答できないときはまわりに問いかける
意味のない指摘や発言をされたが、指摘の内容が難しかったり、それがあまりわからない内容であり、回答できない場合は、その話をまわりに問いかけてしまいましょう。
なぜなら、
- 別の参加者なら解をもっているかもしれないから
- 自分で回答できず、ぽかーんとしてしまったり、フリーズしてしまうと、話が進まないし、最悪、そのまま立て続けに攻められることになってしまうこともあります。
そう発言することで、参加者に問いかけをすればよいのですから。
そうすることで、参加者がよい回答をしてくれる場合もあります。
また、他の人が発言することで、意味のない指摘をしてきた輩も、「〇〇さんがしゃべりだしたからまあいっか」といった感じで、ふりかざしたこぶしを納めることもあります。
なので、意味のない指摘や発言に対し、もし回答できない場合は、その内容をまわりに問いかけてしまいましょう。
弁護士役となる人に会議の参加を依頼しておく
じぶんのことを助けてくれる人がいるのなら、そのような、いわゆる弁護士役となるような人に、レビューや会議の参加を依頼しておきましょう。
具体的には以下のようなひとだとベストです。
- 性格がよく、癖がない
- 自分が主催する会議やレビューの内容に詳しい
- 正論を振りかざさず、論理的に的確なアドバイスをくれる
このような人がいてくれることで意味のない発言をする輩の対処もできますし、そうなることで、自分自身も安心してレビューや会議に臨めるからです。
最後に
レビューで自分を守るためにやることを紹介してみました。
開発の仕事をしている人には共通することが多いのではないでしょうか。
開発以外の人でも、普段の会議で応用できることがあるのではと思います。
是非参考にしてみてください。
今回は以上です。