読書を無駄にしないためには【読書の呼吸、アウトプットの型を使おう】
読書するんだけど、内容をすぐに忘れてしまったり、思い出せない。
これってせっかく読書してるのに意味ないよね。
どうしたら読書した内容がアタマに残るんだろう。。。
今回はこのような悩みについて解説いたします。
職業柄、技術書をよむことが多く、それ以外にもノウハウ本、有名人の著書などを読む機会が多い。
読書した内容はアウトプットしないと忘れます【人間だもの】
先ず、人間って読書した内容はアウトプットしないと忘れちゃう生き物であることを理解しましょう。
というのも、本って単に読むだけではアタマに残らないから。
人間の記憶は翌日には8割忘れるようになっている
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスさんの発表した「エビングハウスの忘却曲線」によると、人って1日後には約7割を忘れてしまうそうです。
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には67%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 6日後には75%忘れる
- 31日後には79%忘れる
なんか悲しいですね。
内容って説明できます?
「えっと、タイトルはわかるけど、なんだったっけ?」
「概要は覚えているけど、中身までは・・・」
こんな感じですよね。
単に読書するだけ、つまりはインプットするだけの自分はまさにこれでした。
とはいえ、先ほどの忘却曲線を見るとなんだかあきらめがつくというか、仕方ないですよね。
人間の記憶は、翌日には約7割忘れるようになっているのですから。
じゃあどうしたらいいのか。
読書した内容をアウトプットすればよいのです。
以降で解説していきます。
読書した内容のアウトプット方法を紹介【実践、人に伝える】
これまで、読書した内容はアウトプットしないと忘れてしまう旨を解説しましたが、じゃあ具体的にどうやってアウトプットすればいいのかという話になりますよね。
以下2点となります。
- 即実践
- 人に伝える
アウトプット方法①:読書した内容を即実践する
読書した内容を記憶に定着させるには、その内容を即実践することが一番です。
なぜなら、行動することで、その経験がアタマに残ることで、読書した内容が記憶に定着するからです。
具体例をあげると、
- プログラミングでいうなら、参考書を読んだあと、実際にコードを打ってみる
- サッカーの蹴り方を学んだのなら、実際にそのやり方でボールを蹴ってみる
- コミュニケーション術を学んだのなら、次に話す人にそれを使ってみる
- 国語の勉強で覚えた慣用句を、次に話す人に使ってみる
- 英語の勉強で覚えたフレーズを、次に話す人に使ってみる
こんな感じです。カンタンじゃん♪って感じですよね。
どうやってやってるかというと、
「話すネタがなくなったら、まわりのモノをそのままネタにする」
これだけです。
例えば、
こんな感じです。
本記事の本質ではないのでこれ以上の詳細は割愛しますが、このようなことを普段からなにげなく行っています。
そして、いま考えると、それは読書した内容を実践したからかと。
実践したことにより、その内容がアタマに残り、今でもできることとなっていたのです。
なので、読書した内容は、即実践することで、内容をアタマに定着させましょう。
アウトプット方法②:人に伝える【ツイート、sns、ブログ】
アウトプット方法の2つ目は、読書した内容を人に伝えることです。
というのも、下記のように、読書した内容をすぐに実践できないこともあるから。
- 仕事術の本を読んだが、今は長期連休なのですぐに使う場面がない
- 嫌なことを言われたときの対処を学んだが、実際にその場面はすぐに再現できない
- 試合前のメンタル安定術を学んだが、コロナで試合がしばらくない
そんなときは、読書の内容を人に伝えるようにしましょう。
具体的には、ツイート、sns、ブログです。
読む⇔アウトプットを繰り返すだけです。
たとえば、
- 数ページ読む
- そこまでの内容や感想をツイートする
- 1,2を繰り返す
- 全部読んだら、2のツイート内容をまとめてブログ記事にする
こんな感じです。
なお、4は別にブログにこだわらず、読書ノートを書くなど、形式はなんでもよいかと。
この方は、ホリエモンのYouTube番組で司会をしている方で、「あのホリエモンとどういうメンタルでやりとりしているのか」かが、気になったのが購読の理由でした。
で、せっかくなので、読みながら、その内容や感想をツイートしてみたのです。
下記のような感じで。
すると、都度寺田有希さん本人からいいねやリツイートをいただき、最終的にはリプまでいただけましたっ!
うひょひょーって感じで飛び跳ねるくらいうれしかったなぁコレ笑。
どうでしょう。
- 都度ツイートしているので、内容はアタマに入る
- おまけに寺田有希さん本人と絡むことができた
アウトプットすることでこんな一石二鳥な体験をしました。
なので、ツイート、sns、ブログなどを利用して、”人に伝える”アウトプットは、本の内容がアタマに定着するのは有効なのです。
読書しながらアウトプットすると時間がかかってしまい非効率なのでは?
ここまでかくと、
「読書した際はアウトプットが大事であることはわかったけど、それやると時間がかかってしまい非効率なのでは?」
と、思う方もいるかもしれません。
確かに、アウトプットしながらの読書だと、単に読むときに比べると、時間はかかります。
というのも、アウトプットの際は一時的とはいえ、読む手が止まるからです。
とはいえ、冒頭にも書いたとおり、仮にこの時間を惜しんで読み進めても、残るのは「読んだ」という事実だけ。
肝心な「本の内容」が抜け落ちてしまいますよね。
なので、もし読書の内容をすぐに実践ができない場合には、ツイート、sns、ブログなどを利用し、感想や学んだことをアウトプットすることで、内容をアタマに定着させましょう。
読書の際は本のすべてを読まなくて大丈夫です【つまみ食いしよう】
これまで、読書したときにはアウトプットしたほうがよいことと、そのやり方を解説しましたが、本って全部読むのってけっこうシンドイと感じたことってないですかね。
「ただでさえ、全部読むのはシンドイのに、それをアウトプットするなんて・・・」
そう尻込みしちゃう方もいるかもですが、大丈夫。
読書の際は、必ずしもその本をすべてを読まなくてもよいです。
つまみ食いしちゃいましょう。
そう考える理由は下記です。
- もしじぶんの興味や要求を満たすことができたのなら、それ以上その本を読む必要はないから
- なにも、かならず全部読まないといけないわけではないから
読むべき部分は最初と最後、目次、興味があるところのみでOK
具体的に、本のどこを読むとよいかというと、以下です。
- 「はじめに」のページ
- 「おわりに」のページ
- 目次
- 目次の中から興味があるところ
というのも、
- 「はじめに」と「おわりに」のページには、その本で著者が言いたいことが書かれて場合が多いから
- 目次をみることで、本に書かれていることの全体像がつかめるから
- 興味のあるところさえ読めば、あなたの読書の目的は達成できるから
- プレゼンの本を購入した際:知りたいのは資料作成についてだけだったので、発表編は飛ばした
- プログラミングの勉強の際:目次の順番で読まず、業務に必要な部分のみを読むようにした
- ノウハウ本を購入した際:目次にて興味のあるタイトルのみ読み、残りは読みとばした
いかがでしょうか。
上記に近いことを考えたが、とりあえず全部無理して読んでしまった方、以降はつまみ食いでいきましょう。
すべて読まないとせっかく買った本が勿体ないのでは?
ここまでかくと、
「本は全部読まず、つまみ食いでもよい場合があることはわかったが、全部読まないとなんか勿体なくないですか?」
と、思う方がいるかもしれません。
確かに、せっかく本を購入したり、手に入れたのに、それを全部読まないなんて、なんか勿体ない感じがしますよね。
そんなとき考えてほしいのは、「なぜその本を読むのか」です。
先ほどの例でいうと、プレゼンが控えているから、プレゼンのうまいやり方の本を読んだ、みたいな。
なので、別にその目的が達成できたのなら、その本は無駄にはなっていないのではないでしょうか。
目的は達成できたし、それによりその本は無駄にならず、糧となった。
だからいいじゃないですか。
なので、読書の際は本のすべてを読まなくて大丈夫です。つまみ食いのスタイルでいきましょう。
目的意識をもって読書し、アウトプットを繰り返そう
ということで、読書の際にはアウトプットすべきであることを解説しました。
せっかく読書したのに、内容忘れるなんて勿体ないですよね。
アウトプットは、最初は慣れないとシンドイですが、すぐに慣れます。
なので、読書⇔アウトプットを繰り返すことで自身をレベルアップさせ、人生を飛躍させていきましょう。
じぶんも引き続きそれを継続します。
今回は以上です。