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【仕事のノウハウを教えたくない?】基本、教えよう【段階的に展開】

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仕事で身に着けたこのノウハウ、苦労して身に着けたものだから人に教えたくないんだけど、後輩にこの仕事について質問される機会が増えそう。

こういうときって自分の大事なノウハウでもしっかりと教えたほうがいいんだろうか。
簡単に教えるのも嫌だけど、そんなケチな自分も嫌で悩むなぁ。

今回はこのような悩みについて解説いたします。

これを書いた自分はこんな人です学卒後、組み込みソフトウェア職に従事。
ツールの使い方、新技術の解説書、開発プロセス書、各種ガイドラインなど、これまで様々なノウハウをアウトプットし、その内容をブレイクダウンした経験あり。

この記事を読む利点自分がもっている仕事のノウハウの提供方法を知ることで、教えたくない人は教えない、そうでない場合は教えるという判断基準をもつことができます。

仕事のノウハウは教えたくない?【教えることで自身も成長しよう】

自分が仕事で得たノウハウ、苦労して得たものだから他人に教えたくない気持ちはめっちゃわかります。が、これを敢えて人にも教えるようにしましょう。

そう考える理由は以下です。

  • 教えることで自分自身の成長にもつながるから
  • その分野のスペシャリスト認定されることもあるから

具体例をもとに解説していきます。

仕事のノウハウを教えたくない気持ちをこらえることで自己成長する

ノウハウを人に教えたくない気持ちってよくわかるのですが、それでもそんな気持ちを隠し、教えることで、自己成長につながります。

というのも、自分のノウハウを人に伝えることで、

  1. 自分:教えることで成長
  2. 教えられた人:教わることで成長
  3. 教えられた人:教えられたことを実践し、より有益なノウハウをもつ
  4. 自分:それをもとにして、更に改良することで、より有益なノウハウをもつ

こんな流れになるからです。

要は自分だけでなく、まわりがレベルアップすることで、結果としてそれが自分にもかえってくるってことです。

なので、ノウハウは人に教えることで、自己成長につながるとよいのかなと。

ノウハウ提供により、会社において自分がその分野の認識者になることも

自分のノウハウを人に提供したことがきっかけで、会社において自分がその分野のスペシャリスト認定されることもあります。

なぜなら、

  1. 自分のノウハウを人に提供
  2. その事実が他の人にも伝わる
  3. その分野のことは自分(あなた)に聞こうという雰囲気になる
  4. 自分への質問が増え、いつの間にかその分野のスペシャリストとして社内に認知される

こんな流れになることもあるからです。

実体験:要求仕様の作成ガイドライン作成により社内に認知かなり昔の話になりますが、コンサルタントから教わった要求仕様の記載方法について、それを社内ルール化し、ガイドラインという形でアウトプットしたことがあります。

ガイドライン作成後、他の開発チームから、

  • 要求仕様の書き方を教えてほしい
  • 要求仕様の成果物レビューに参加してほしい

と頼まれる機会が多くなりました。

じぶんが社内にて、要求仕様作成の第一人者として認められてうれしかったことを覚えています。

このように、自分のノウハウを人に提供したことがきっかけで、、会社において自分がその分野のスペシャリスト認定されることもあるのです。

仕事のノウハウを教えることで自分の存在意義がなくなるのでは?

ノウハウを人に提供することで、自分が用済みとなり、存在価値がなくなってしまうと考えもありますが、そんなこともないのかなと。

なぜなら、冒頭で解説したとおり、ノウハウ提供をすることで、それを自分自身の成長につなげればいいからです。

もちろん、

  1. ノウハウ提供
  2. 用済みとなる
  3. その状況にいじけて何もしなくなる

こんな流れになってしまうと、残念な結果となること間違いなしです。

どんな人にも、一から十まで教えないといけないのか?

ここまでかくと、

「自分のノウハウは基本、人に提供したほうがよいことはわかったが、だれにでも、一から十まで教えないといけないのか?

と、思う人もいるかもしれません。

いくらノウハウは提供したほうがよいとわかっていても、ろくに調べもしないで聞いてくる輩には教えたくもないですよね。

このように、教えたくない場合はどうしたらよいかを以降で解説していきます。

自分のノウハウについて、教えたくないものとそうでないのを整理しよう

これまで、仕事のノウハウは、基本人に教えたほうがよいことを解説しましたが、それでも教えたくないものってありますよね。なので、自分のノウハウについて、教えたくないものとそうでないのを整理するようにしましょう。

なぜなら、教えたくないノウハウと、そうでないノウハウをわけることで、自分自身の気持ちの整理がつくからです。

自分のノウハウ整理【知識だけ:即提供、経験則:段階的に提供】

自分のノウハウの整理の仕方として、

  • 知識だけのノウハウ:即提供
  • 経験則に基づくノウハウ:段階的に提供

が、あり、以降で具体的に解説していきます。

知識だけのノウハウに価値はない知識だけのノウハウなら調べればわかるので、自分だけで保持していても仕方ないです。

ググればわかる内容をわざわざ出し惜しみするのもおかしいですよね。

経験則に基づくノウハウこそ提供に悩むノウハウの提供を悩むのはまさにこれかなと。
なんやかんや、簡単に人に教えてくないし、どんな人に教えてもいいって気持ちにはならないからです。

そこで、以降で経験則に基づくノウハウの提供方法について解説していきます。

経験で得たノウハウは、段階を踏んで提供すると精神が落ち着きます

経験で得たノウハウは、段階を踏んで提供していくことで、精神が落ち着きます。

なぜなら、

  • 全くノウハウを提供しない場合:自分はケチなのかと悩んでしまうから
  • すべてのノウハウを簡単に提供した場合:自分の苦労が報われないと考えてしまい、悩んでしまうから

こうならないためにも、ノウハウは段階を踏んで出すようにしましょう。

  • ステップ①:さわりだけを教える
  • ステップ②:その仕事を肩代わりしてしまう
  • ステップ③:資料は、パクられないように画像、PDF、署名を心掛ける

さわりだけを教えるノウハウを一から十まで全部提供してしまうのでなく、まずは基本的な部分のみなど、さわりの部分のみを教えるようにしましょう。

というのも、

  • 相手の「知りたい」の本気度がわからないから
  • どうしても教えたくない輩は少なからず存在するから

なので、まずはさわりの部分だけを教えるようにしましょう。

その仕事を肩代わりしてしまおうさわりの部分だけを教えても相手が納得しないか、相手の悩みが解決しない場合、さらにノウハウを教えることとなります。

その際、教えることに抵抗がないのなら、提供しちゃいましょう。それに越したことはないですので。

悩むのは、それ教えてくないという心理状態になってしまった場合。
このときは、相手の仕事を自分が肩代わりしちゃいましょう。

つまり、

  • 相手:自分(あなた)が知ってるノウハウを知らないから、仕事ができずに困っている
  • 自分:ノウハウをもっているので、相手の仕事を肩代わりすることができる

こうすることで、

  • 相手:仕事が片付く
  • 自分:ノウハウを提供しなくてよくなる

相手にとっても自分にとってはWin-Winの関係が成り立つのです。

なので、相手の仕事を肩代わりしてしまうのも手です。

とはいえ、やはり相手の仕事をするのはメンドイし時間もかかるので、くどいですが、ノウハウを提供するに越したことはないです。

資料は、パクられないように画像、PDF、署名を心掛けるそれでも、どうしてもほぼすべてのノウハウを提供することになった場合、たとえばじぶん専用の手順書やノウハウ集的なものを渡すこととなった場合、それをそのまま渡すのではなく、画像化、PDF化、署名記載を心掛けるようにしましょう。

なぜなら、そのまま渡すと、相手にその内容をパクられ、あたかもその相手が書いたかのように乱用されてしまう恐れがあるからです。

そこで、必要なテクニックが下記となります。

  • 画像、PDF化
  • 署名をかく

ノウハウ資料を画像化、PDF化簡単にコピペされるのを防ぐことができます。

画像化すれば全くコピペできなくなるのでベストですが、PDFでも大丈夫。

ただ、PDFの場合、部分的にコピペが可能となってしまうので注意が必要です。

ノウハウ資料内に署名をかくこれはどういうことかというと、ノウハウ資料内に、「10月10日 新規作成 山田太郎」などのように、その記載をいつだれがしたかを書くようにするということです。

これを書いておくことで、資料内に自分の名前が残るため、その内容が完全に空いての手柄となることを防ぐことができるのです。

ノウハウを出す/出さないで悩むことなく、快適に作業していきましょう。

と、いうことで、ノウハウを人に教える際の方法について解説しました。

人に教えたほうがよいとはいえ、やはり多少なりとも教えることに抵抗ってありますよね。

その際は、これまで解説した鳥、自分のノウハウについて、教えたくないものとそうでないのを整理し、段階的に提供していくことで、ノウハウを提供しない、提供する、どちらにも悩むことなく、精神を安定させ、日々作業していきましょう。

今回は以上です。