開発において技術以外に大事なこと【コミュニケーションです】
エンジニアを目指す方、またはエンジニアの方:
エンジニアにとって、技術力以外に大事なことってなくない?
別に開発できればナンボの世界なんだから、技術以外必要ない気が。それ以外に必要なことってあるの??
これまで計3社を経験した中で、上司、同僚、事務の女性など、いろんな人間関係を経験
開発において技術以外に大事なこと【コミュニケーションです】
エンジニアとして仕事をしていくうえで、技術力が必要であることはいうまでもないですが、それと同じくらいコミュニケーション能力が大事です。
なぜなら、
- 常日頃、いろんなカテゴリの方と話をしながら仕事を進める必要があるから
- 思い込み、誤解釈をしたままで仕事してしまう恐れがあるから
例えば、自分がソフトウェアエンジニアであるなら、
- 同じソフトウェア関係の方
- ハードウェア、メカなど、同じ開発で他領域専門の方
- 購買、営業など、間接部門の方
- 開発には関係ないが、勤怠処理とかしてくれる総務の女の子
ざっと書いてもこのくらいの、いろんなカテゴリの方と話をします。
そんな中で、コミュニケーションがうまくいかないと、色々とよろしくないことが発生する恐れがあります。
以下で実体験を元にした具体例で解説します。
一人で突っ走った結果、見当違いのアウトプットを出してしまった
これは昔自分がやってしまったことなのですが、
- 先輩から作業指示を受ける
- よしわかった!といわんばかりに作業開始
- 途中経過を何もせずに、2週間くらいかけて作業完了
- 先輩に確認依頼→即突き返し。やり直し
このような苦い思い出があります。
- 必要な記載粒度:ソフト以外の人でもわかる粒度
- 自分の誤解釈:ソフトウェアの詳細レベルの説明資料
こんな感じで資料を作ってしまいました。
作業指示を受けたときに、
- だれに対してか
- 作成の背景
を確認すべきでしたが、そういったコミュニケーションをとらなかったことにより、やり直しという痛い目に合いました。
なので、このときにコミュニケーションの重要性を感じましたのはいうまでもありません。
- 自分:作業を指示
- 担当:作業開始
- 出来上がったものが検討違いだった
こんな感じです。
このときは、仕事をお願いする立場として
- 最初の説明で、相手の理解度を確認すべきだった
- 作業中も自分から声をかけるべきだった
このように反省しました。
この例もコミュニケーション不足が原因で発生したミスでした。
影響が低い話かと思ったら、他部署からしたら影響度大だった話
とある製品開発のリーダをしていた時、製品に同封する説明用の紙について、
- これまでの量産機種:A4一枚
- 今回の機種:A41枚では記載が収まらないので、2枚とする
このように開発側で決め、枚数増加によるコストも確認済でした。
開発側である自分としては、紙の枚数が増えることによるコストだけしっかり合意できえば問題ないと考えていましたが、最後に工場側にこれを説明したところ、
「誤って同じ紙を2枚入れてしまうなどのミスが発生するし、その確認も困難なので、2枚にするのは困る」
と、言われてしまい、急遽打合せを実施する運びとなってしまいました。
幸い、A4を2枚でなく、A3を1枚にすることで関連区と合意できたのですが、最初から工場側とコミュニケーションをとらず、安易に話を進めてしまったことが反省点でした。
この例も、関係区とのコミュニケーション不足が原因のミスとなります。
なので、やはりエンジニアは技術力と共に、コミュニケーション力も重要だと再認識しました。
注意:相手の状態も考えてコミュニケーションをとろう
ここまで書くと、
「よし。マメに相手とコミュニケーションをとろう!」
と、思うかもですが、その際は、相手の状態を確認した上で話かけるようにしましょう。
なぜなら、当たり前の話ですが、相手も自分の作業があるわけなので、自分の都合で話しかけまくっても迷惑だからです。
なので、
- 何を聞くかをちゃんと考えておく
- 質問、確認は簡潔に
- 「いまよろしいでしょうか?」と必ず確認したうえで話す
このように、相手の状態も考えてコミュニケーションをとることをお忘れずに。
仕事で困らないにすべく、日頃から雑談しておこう
これまで、エンジニアとして仕事をしていくうえで、技術力が必要であることはいうまでもないですが、それと同じくらいコミュニケーション能力が大事であることを解説しましたが、仕事で困らないコミュニケーションができるように日頃から雑談をするようにしましょう。
なぜなら、顔見知りで、かつ関わった回数が多いほど、いざ仕事で接するときにコミュニケーションがしやすいからです。
例えばこんなときどうしますか?
例えば、何かわからないことがあったとき、
- いつも昼食を一緒にとっているAさんに聞く
- スペシャリストだが面識のないBさんに聞く
どちらが聞きやすいでしょうか。
本当はスペシャリストであるBさんに聞いたほうがよいのはいうまでもありまえん。
また、もしBさんと、仕事が一緒でなくても、普段から雑談を交わしていたなら、きっとBさんに聞くのではないでしょうか。
このように、たとえ仕事で関わっていなくとも、顔見知りとなっていることで、それが仕事につながる場合もあります。
なので、会社の方とはできるだけ日頃から雑談しておくことが大事なのです。
あらゆる場面を利用して雑談するようにしましよう
雑談するといっても、いつどのように行えばよいのでしょうか?
下記となります。
- メールやチャットを送信する際
- 会議室での打ち合わせが始まる前
- 休憩時
- 自動販売機や食堂の列での待ち時間中
- 何かしたら話かける用事を作り、そのついでに
こんな感じでいいのかなと。
- めっちゃ雨降ってますよね
- コロナ広がってるから在宅勤務の期間延びるのかなー
- 全社配信のあったあのメール対応ってもうしました?
- 飲み会いきます?
- すごい行列できてますよね
重要なのは、会話することで顔見知りになっておくことなので、会話の内容はさほど重要じゃないです。
ホウレンソウをしっかりやりましょう
日頃雑談することで、いろんな人と顔見知りになっておくことにより、業務でも円滑なコミュニケーションを可能とした上で、ホウレンソウも心掛けましょう。
ホウレンソウ。これまで新人教育や中途教育等でいやというほど聞いた方も多いかと思いますが、それでも実はやれていないことって多々ありませんか?
業務ですと、要はホウレンソウを怠り、じぶんで勝手に突っ走ってしまうことでやり直しが発生してしまうので、基本中の基本とはいえ、しっかりホウレンソウをするようにしましょう。
雑談+ホウレンソウにより、コミュニケーションはほぼ問題なくなりますので。
今回は以上です。