テストエンジニアのキャリアパスは?【開発、検証、コンサルと多種】

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テストエンジニアの方、これからテスト業務を担当することが多い方:
業務内容のほとんどがテスト作業だが、ずっとこのままでいいのかなぁ。
テストエンジニアのキャリアパスがどのようなパターンがあるかを知りたいなぁ。

テストエンジニア。製品やサービスの開発過程の中にあるテスト工程を担当するエンジニアですが、テストエンジニアからどのようなキャリアパスがあるのでしょうか。

今回はこのような内容について解説いたします。

これを書いた自分はこんな人です学卒後、組み込みソフトウェアエンジニア職に従事。新人の頃は毎日関数単位の単体テストばかり行い、その後も組み込みシステムという性質上、コード実装とデバッグ、テストを十数年行っている。

業界ピラミッドについては、2次受け企業の客先常駐を経て、現在は1次受け企業で開発を行っている。

この記事を読む利点テストエンジニアのキャリアパスを知ることで、いま自分が行っている業務との付き合い方を見直し、今後の人生設計を見直すきっかけをつかむことができます。

テストエンジニアのキャリアパスは?【開発、検証、コンサルと多種】

テストエンジニアは、開発、検証、コンサルと、様々なキャリアへの転身が可能です。

なぜなら、テスト作業を通じて

  • テストそのものに精通するから
  • テスト対象である製品の製品知識がつくから
  • テスト対象である仕様やコードを理解することができるから
  • いろいろなツールを触ることができるから

これらの経験値を得ることができるからです。

具体的には、以下のようなキャリアパスがあります。

  • 開発エンジニア
  • コンサルタント
  • 品質保証
  • 第3者検証
  • テストエンジニア
  • ツールベンダ

下記で一つずつ解説していきます。

開発エンジニア

開発で行う作業とは、大きくは

  • 決める
  • 作る
  • 確かめる

の3つとなりますが、このうちの

  • 決める
  • 作る

こちら側の作業を行う人にステップアップすることが可能です。

なので、行う作業としては、ソフトウェア系を例にすると、

  • 決める系:上流工程の仕様決め
  • 作る系:プログラミング

となります。

テスト系のコンサルタント

これまでのテスト経験を活かし、他社のテスト支援を行うコンサルタントになることも可能です。

テスト工程では主に下記の作業を行うこととなりますが、

  • テスト計画
  • テスト仕様作成
  • テスト実施
  • 結果報告

これらのやり方であったり、作業改善をするのが主な仕事です。

自分がいる会社では当たり前の作業でも、他社からしたらそのやり方が画期的だったりするので、テスト経験を活かして他社のテストを支援することが可能なのです。

品質保証

これまでの検証作業の経験を活かすことで、品質管理の職につくことが可能です。

主な作業は以下となります。

  • 製品やサービスをリリースする前の最終確認
  • 市場不具合の窓口
  • 市場不具合品の解析

テストエンジニアの場合は、テスト担当する製品やサービスは、単一もしくは2,3個くらいが多いですが、品質管理となると、その会社で扱う製品、サービスをすべて受け持つこととなります。

また、市場不具合報告の窓口も担当することとなりますので、ドメイン知識も幅広く必要となります。

例えば、もともとはソフトウェアのテストだけをしていたが、品質部門になるとハードウェアやメカの知識も必要なる、という感じです。

会社によっては領域をわけている場合もありソフト、ハード、メカに加え、すべての製品、サービスがわからないとだめなんてちょっとキツイので、会社によっては、

  • 技術カテゴリ
  • 製品カテゴリ

で、品質保証チームをわけている場合もあります。

とはいえ、それでも幅広い知識を、広く浅く求められます。

コソコソ話:品質保証部は開発の敵?これも会社によるかもですが、品質保証部署は、開発の敵とみなされることがあります。

なぜなら、

  • 開発の成果物に外部からあれこれ口出しするだけ
  • 市場不具合の報告を受けても、開発に調査依頼、結果の報告を伝えるだけ

このような感じで仕事をする人がいるからです。

もちろん、ちゃんと仕事している人もいるかとは思いますが、じぶんがこれまで見てきた品質保証はこのような人が多かった。。。

第3者検証

他社が行ったテスト結果やそのやり方が妥当であるかの検証、保証する職です。

検証する内容は、ものすごくざっくりいうとこんな感じです。

  • テスト計画:機材の予約、ツールライセンス、人的リソースを計画してから作業しているか
  • テスト仕様作成:テストケースの導出方法、テストケース漏れがないか
  • テスト実施:どのソフトウェアでテストしたかなど、テスト対象が明確となっているか、すべて実施したか
  • 結果報告:然るべきステークホルダーに対して報告しているか

なので、他社が行ったテスト結果やそのやり方を、第3者視点で確認、保証することとなるのです。

「第3社検証」になじみがない?たとえばこのような会社があります。

このように、他社が行ったテスト結果やそのやり方が妥当であるかの検証、保証する職なのです。

よく出る質問:コンサルとなにがちがうのか?業務内容的には、コンサルに近いものがあるかもしれませんが、コンサルと違い、検証内容を保証する点が、コンサルの仕事と大きく異なります。

また、第3検証は、あくまで検証、保証を行うのが中心で、改善、助言を行うコンサルとはそこが異なります。

テストエンジニア

最後にこれ。テストエンジニアとして引き続きキャリアを踏むという意味です。

なので仕事内容はこれまでと同様となりますが、以下の利点があります。

  • ずっと同じ作業をしているので、仕事が多少ラクになる
  • 長年同じところで同じ作業をすることで、まわりから重宝される

少し利点が邪道かもですが、このように、引き続きテストエンジニアを続けるというのも立派なキャリアパスかと。

じぶんがいま務めている会社では、かれこれ20年近く、テストエンジニアとして働いている派遣社員がいます。
リーマンショック、コロナ不況を超えてもまだ在籍するほど優秀なせいか、若手社員もいろいろと頼りにしており、今後も派遣切りの予定はなさそう。本人も仕事をほとんど知っているのでラクそうに働いてますね。

ツールベンダ

ツールベンダとは、ツールを作っている会社のことです。

そして、テストエンジニアとしては、いま自分が使っているツールを作っている会社へのキャリアパスもあります。

なぜなら、そのツール、つまりはツールベンダから見たら、自社製品を熟知しているからです。

仕事の内容としては

  • ツールの開発
  • ツール操作の教育

大きくこの2つがあります。

ツールベンダに入るには、少し準備が必要かもこれまでのテスト経験をそのままスライドできることは間違いないですが、

  • ツールの開発の場合:プログラミングなどの開発知識
  • ツール操作の教育の場合:対面スキル

このように、少し準備がいるかもです。

もちろん、上記をテストエンジニアとして十分経験しているのなら、特別な準備はいりません。

キャリアパスは選び放題です

ここまで解説した通り、テストエンジニアのキャリアパスは様々です。

なので、いまおこなっているテスト作業をしっかり行えば、これまで解説した内容のキャリアを築くことが可能なのです。

じぶんの将来を見つめ、目標を決めた上で、現在の行動を変えていきましょう。

今回は以上です。

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